新潟芝1400m(内) コース傾向
過去 2021-2025 / 116レース・延べ1,851頭を集計
要点:新潟競馬場・芝1400m内回りのコース傾向を、2021-2025の116レース・1,851件のデータで分析。逃げ勝率18.10%、前傾ラップ-1.31秒、4-5番人気の単勝回収率104.3%、10-18番人気の単勝回収率85.3%などの独自の中〜大穴妙味を説明します。
データ更新:2026-04-21 / 当サイト独自集計
新潟芝1400m(内回り)は、2コーナーポケットから3コーナーまで648m、直線359m の内回りコース。外回りの659m直線と違い、典型的な前傾ラップの先行馬有利コース。本記事では直近5年(2021-2025)の116レース、1,851件の出走データから傾向を検証する。
要点: 逃げ勝率18.10% の強い前残り、前半3F-後半3Fで−1.31秒の前傾ラップ、1番人気勝率19.13%・単勝回収率48.5% は芝1400 で低め、4-5人気の単勝回収率104.3%(プラス収支)・6-9人気93.9%・10-18人気85.3% の広範な中〜大穴妙味。
コース概要
- コース形態: 左回り・内回り
- 1周距離(芝内): 1,623m(Aコース時)
- 直線長: 358.7m
- コース全体高低差: 0.8m(ほぼフラット)
- スタート地点: ホームストレッチ右奥の2コーナーポケット
- スタートから3コーナーまで: 約648m
- 通過コーナー: 3コーナー → 4コーナー(1コーナーは通過しない)
- 3-4コーナーはスパイラルカーブで緩い下り
- 出走頭数(平均): 16.41頭
データのまとめ
このコースで実際にどんな馬が、どの位置から、どの脚質で、どの人気帯から勝っているか。表で一望する。
脚質別勝率
| 脚質 | 出走 | 勝率 | 95%信頼区間 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 116 | 18.1% | 12.2〜26.1% | 44.83% |
| 先行 | 430 | 9.77% | 7.3〜12.9% | 28.14% |
| 差し | 739 | 5.95% | 4.5〜7.9% | 19.08% |
| 追込 | 566 | 1.77% | 1.0〜3.2% | 6.18% |
枠別勝率
| 枠 | 出走 | 勝率 | 95%信頼区間 | 複勝率 | 平均4角通過順位 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 199 | 5.03% | 2.8〜9.0% | 18.59% | 8.25 |
| 2枠 | 205 | 4.88% | 2.7〜8.8% | 18.54% | 8.85 |
| 3枠 | 213 | 7.98% | 5.0〜12.4% | 19.72% | 8.28 |
| 4枠 | 218 | 6.42% | 3.9〜10.5% | 17.89% | 8.42 |
| 5枠 | 221 | 5.43% | 3.1〜9.2% | 15.84% | 7.76 |
| 6枠 | 223 | 8.52% | 5.5〜12.9% | 21.08% | 8.13 |
| 7枠 | 282 | 5.67% | 3.5〜9.0% | 15.6% | 8.38 |
| 8枠 | 290 | 6.55% | 4.2〜10.0% | 23.1% | 7.59 |
4 角通過順位と着順
| 4角通過順位 | 出走 | 勝率 | 95%信頼区間 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 1-3番手 | 414 | 12.08% | 9.3〜15.6% | 33.33% |
| 4-6番手 | 340 | 9.71% | 7.0〜13.3% | 25.88% |
| 7-9番手 | 355 | 5.07% | 3.2〜7.9% | 18.03% |
| 10+番手 | 742 | 2.16% | 1.3〜3.5% | 7.95% |
位置取りの効きやすさ: 中(4 角 1-3 番手の 3 着内率 33.33%、10+ 番手 7.95% — 約 25.4pt 差)。
人気別勝率
| 人気 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 115 | 19.13% | 60.0% | 48.5% | 86.3% |
| 2番人気 | 116 | 15.52% | 42.24% | 66.0% | 72.1% |
| 3番人気 | 116 | 14.66% | 37.07% | 85.3% | 73.4% |
| 4-5人気 | 231 | 11.69% | 31.17% | 104.3% | 81.4% |
| 6-9人気 | 460 | 4.57% | 16.09% | 93.9% | 77.2% |
| 10-18人気 | 813 | 1.48% | 5.17% | 85.3% | 68.4% |
ペース傾向
116 レースのラップから集計:
- 前半 3F 平均: 34.44 秒
- 後半 3F 平均: 35.75 秒
- 差: −1.31 秒 (前傾(尻抜け))
- 後半が前半より速いレース比率: 10.3%
ペース別の勝ち馬の決まり脚
前半 800m 通過タイムでレースを 3 段階に分け、勝ち馬の決まり脚を見る(117 件)。基準: 平均 46.33 秒、ばらつき 0.90 秒。
| ペース | 勝者数 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
|---|---|---|---|---|---|
| ハイペース寄り | 36 | 13.9% | 30.6% | 36.1% | 19.4% |
| ミドル | 43 | 20.9% | 30.2% | 41.9% | 7.0% |
| スローペース寄り | 38 | 18.4% | 47.4% | 34.2% | 0.0% |
馬場別の傾向
| 馬場 | 出走 | 勝ち馬の脚質シェア | 勝ち馬上がり 3F 平均 |
|---|---|---|---|
| 良 | 1,450 | 差し 36.6% / 先行 35.5% / 逃げ 18.3% / 追込 9.7% | 35.87 秒 |
| 稍重 | 246 | 差し 53.3% / 先行 33.3% / 逃げ 13.3% | 36.09 秒 |
| 重 | 104 | 先行 33.3% / 差し 33.3% / 追込 16.7% / 逃げ 16.7% | 37.16 秒 |
| 不良 | 51 | 先行 66.7% / 逃げ 33.3% | 37.88 秒 |
クラス別 勝ち時計の基準
クラス別の勝ち時計を 5 年分(2021-2025)の集計から。目の前のレースの勝ち時計を、平均と比べて「楽だったか・揃ったメンバーだったか」の判断材料に。表記は分:秒.1。
| クラス | 件数 | 最速 | 平均 |
|---|---|---|---|
| 新馬・未勝利 | 84 | 1:20.5 | 1:22.5 |
| 1 勝クラス | 5 | 1:20.4 | 1:21.3 |
| 2 勝クラス | 13 | 1:20.3 | 1:21.3 |
| 3 勝クラス | 5 | 1:19.1 | 1:19.7 |
| リステッド | 10 | 1:20.2 | 1:20.9 |
新馬・未勝利クラスの年次推移
| 年 | 件数 | 最速 | 平均 |
|---|---|---|---|
| 2021 | 17 | 1:20.8 | 1:22.9 |
| 2022 | 16 | 1:20.9 | 1:22.4 |
| 2023 | 17 | 1:21.1 | 1:22.8 |
| 2024 | 17 | 1:20.6 | 1:22.2 |
| 2025 | 17 | 1:20.5 | 1:22.3 |
種牡馬上位
※ 出走が少ないほど勝率・複勝率は揺らぎやすい(出走 20 程度だと 1 件のブレで複勝率が ±5pt 動く)。サンプル数も合わせて読む。
| 種牡馬 | 出走 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| イスラボニータ | 34 | 11.76% | 32.35% |
| キタサンブラック | 20 | 20.0% | 30.0% |
| モーリス | 59 | 16.95% | 28.81% |
| ジャスタウェイ | 28 | 10.71% | 28.57% |
| ミッキーアイル | 28 | 10.71% | 28.57% |
| ロードカナロア | 80 | 11.25% | 27.5% |
| ルーラーシップ | 37 | 0.0% | 27.03% |
| ダイワメジャー | 52 | 11.54% | 26.92% |
| キズナ | 50 | 8.0% | 26.0% |
| エピファネイア | 76 | 7.89% | 25.0% |
ロードカナロア(出走 80) が最大サンプル。マイル王道血統が主力。
騎手上位
※ 集計期間(2021-2025)中の累計のため、現役引退済みの騎手も含まれる場合があります。
| 騎手 | 騎乗 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| ルメール | 24 | 25.0% | 54.17% |
| 福永祐一 | 13 | 15.38% | 53.85% |
| 戸崎圭太 | 44 | 20.45% | 45.45% |
| 岩田望来 | 16 | 31.25% | 43.75% |
| 津村明秀 | 46 | 8.7% | 43.48% |
| 松岡正海 | 14 | 14.29% | 42.86% |
| 西村淳也 | 19 | 5.26% | 36.84% |
| 北村宏司 | 11 | 18.18% | 36.36% |
| 吉田隼人 | 11 | 0.0% | 36.36% |
| 三浦皇成 | 34 | 5.88% | 35.29% |
なぜこの傾向が出るのか
新潟芝1400m(内回り)は、左回り内回り、直線 358.7m、平坦。短距離だが内回りの小回りで、コーナーワーク重視。
勝ち馬は先行〜中位差しで、4 角 3-4 番手以内が典型。平坦のため末脚は届きやすいが、ポジショニングが命。
通説検証
このコースの主要通説をデータで検証する。判定の全体像:
| 通説 | 判定 | 結論 |
|---|---|---|
| 逃げ先行有利 | ✓ | 逃げ18.10% で強く成立 |
| 前半ハイペース | ✓ | 前後半差−1.31秒 |
| 1番人気信頼 | ✗ | 勝率19.13% で芝1400 最低クラス、穴馬券が効く |
| 枠はフラット | ✓ | 概ねフラット、6枠のみやや高い |
通説1: 逃げ先行有利 → ✓ 逃げ18.10% で強く成立
逃げ勝率18.10% は新潟芝1600外(15.49%)・芝1800外(14.29%)を上回り、内回りの短い直線では逃げが残る構造がはっきり出る。複勝率44.83% は5頭に2頭以上が馬券圏という水準。
4 角通過順位(位置取りの効きやすさ: 中)
位置取りの効きやすさ: 中。新潟芝外(0.26〜0.32)より高く、内回りは位置取りの影響が強いことを示す。
通説2: 前半ハイペース → ✓ 前後半差−1.31秒
- 前半3F平均: 34.44秒
- 後半3F平均: 35.75秒
- 差: −1.31秒(前半が1.31秒速い = 前傾ラップ)
- ハイペース(前半>後半)のレース比率: 10.3%
前半が0.948m直線+2角出口からの下りで極端に速くなる。勝ち馬の上がり3F 平均 35.24秒で芝外(33.85秒)より1.4秒遅く、内回り特有のスプリント寄りのラップ構造。
通説3: 1番人気信頼 → ✗ 勝率19.13% で芝1400 最低クラス、穴馬券が効く
1番人気勝率19.13% は芝1400 で極めて低い(中京芝1400 28.92%、東京芝1400 25〜30% 前後)。単勝回収率48.5% も低く、1番人気が沈みやすいコース。
逆に4-5人気の単勝回収率104.3%(プラス収支)、6-9人気93.9%、10-18人気85.3% と、中穴から大穴まで全般的に単勝回収率が高い。「1番人気を軸にするより、4-9人気帯を中心に穴を狙う」という数字通りの戦略が成立する。
通説4: 枠はフラット → ✓ 概ねフラット、6枠のみやや高い
枠ごとの差は小さく、6枠の8.52% が最高・1-2枠の5% 弱が最低だが信頼区間は全て重なる。事実上フラットと言って良い。
総括
新潟芝1400m(内回り)は、数字の上で次のように特徴づけられる:
- 逃げ勝率18.10%・複勝率44.83% で強い前残り構造
- 位置取りの効きやすさ 中、新潟芝外より位置取りが重要
- 前後半差−1.31秒の前傾ラップ、勝ち馬上がり35.24秒
- 1番人気勝率19.13%・単勝回収率48.5% は芝1400 で最低クラス(穴傾向)
- 4-5人気の単勝回収率104.3%(プラス収支)・6-9人気93.9%・10-18人気85.3% の広範妙味
端的に言えば、「1番人気が勝ちにくく、全人気帯に単勝妙味が広がる波乱型の芝1400」。
集計条件
- データ期間: 2021-01-01 〜 2025-12-31
- 対象: 新潟競馬場 芝1400m 内回り(全116レース)
- 延べ出走データ: 1,863(有効: 1,851。競走中止・降着・未確定は除外)
- 回収率: 100円ベット換算(そのグループに等額投票した場合の平均リターン。100%で収支トントン)
- 信頼区間: 95% ウィルソン信頼区間
- サンプル注意: 出走 50未満の層別集計は参考値(偶然による揺らぎが大きい)
- 注意: 新潟芝1400内は1コーナーを通過しない(スタート→3コーナー→4コーナー)ため、枠×1角通過順位の分析は省略
- 集計日: 2026-04-21
- データソース: JRA で開催されたレースの公開成績(独自集計)
免責
本記事は JRA で開催されたレースの公開成績を独自に集計・分析したものであり、特定の馬券・予想を推奨・勧誘するものではありません。最終的な馬券購入の判断はご自身の責任でお願いします。馬券購入は20歳以上のみ可能です。本サイトは日本中央競馬会(JRA)および JRA-VAN とは一切関係ありません。
勝率・回収率・信頼区間などの定義は集計の考え方にまとめています。
